落語

繁昌亭

喬太郎さんを聴きに、連日の繁昌亭通い。 私は、この才能を聴くためにも万障を繰り合わせるのである。って、威張ってどうする。繰り合わせまくったツケがどこででるのか・・・は、今は考えない。金曜日は、ハンバーグができるまで。 大阪で、しかもゲストで…

鈴本10月上席夜の部

小三治さんを聴きに行く。 10月の鈴本には行けないかなぁと思っていたが、行けた。行こうと思えば行けるものだ。 と、エラソーに思っていたら、台風が来た。長野県内の電車は、始発からストップしているという。 いくら私が雨女でも!と思っていたが、泊ま…

桂雀々独演会

初めてのサンケイホールブリーゼ。 サンケイホールがこんなになっちゃったんだなぁ。全然関係ないけど、歌舞伎座もこんなふうに変わってしまうのだろうかと思った。さよなら公演、まだ行けてない。地獄八景亡者戯を、初めてなまで聴く。愛宕山もだが、たわい…

さん喬一門会

にぎわい座へ。久しぶりの喬太郎さんを聴きに。前に聴いてからこの日までの間に、他の噺家さんの噺をずいぶんたくさん(80席ぐらい?)聴いたせいか、なんとなく懐かしい感じがした。そして、やっぱりこのひとは魅力的だよ!と思った。そのカンのよさや、で…

池袋演芸場 8月上席

「世の中、なにか間違ってる・・・だってねぇ、こんな日に、こんな場所に、こんなにひとが集まるはずがないんですから」 って、今まで同じようなことを小三治さんが言っていても、ネタだと思ってげらげら笑っていたが、この日はさすがにそうかもしれないなぁ…

祝のし!

繁昌亭へ。 古典は先人たちが練り上げてきたものだからよくできている、だから何べん聴いてもおもしろい・・・とよく言われるが、そうでもないよ。と、密かに思っていた。さすがに何度も聴くと、すっと笑えなくなるからだ。 でもやっぱりやるひとによるのだ…

7月・これまでにみたもの

◇鈴本7月上席昼の部 初の鈴本。舞台のしつらえなんかはおおっと思ったけれど、全体的な雰囲気はなんとなく苦手。そのうちなじめるだろうか・・・。 印象に残ったのが前座の扇さん。うまいのとは違うが、女のひとのわりに違和感がなくて、いいなぁと思った。…

末広亭6月下席

6月のメイン、末広亭下席。 お目当てはもちろん小三治さんだが、のいるこいるさんや小里んさんや正楽さんや、観たい聴きたいひとは他にもたくさんいて、いる間中、うかうかと過ごす。この下席は、何といってもディスカバー扇橋!だった。 小三治さんのことを…

志らく一門会

にぎわい座から、こちらも初めての上野広小路亭へ。 すごいところで靴を脱ぐので驚いた。でも階段の感じとか、靴いれとか、いろいろおもしろい。物事にはよいことと悪いことの両面があるわけで、それは、意外に簡単に、くるり。と、ひっくりかえってしまうも…

横浜開港150周年記念独演会 〜喬太郎 創作落語〜

にぎわい座へ行く。 こぶりのコクーンみたいで好きな感じ。「もう疲れたから寝ながらしゃべりたい」のマクラではじまったのだが、言葉ほどにコンディションは悪そうに見えず、いっそ、今までみた中で3本の指に入るほどよく見えます。というぐらいだった。 羽…

市馬・喬太郎二人会

トリイホールへ。 そりゃ頭ではわかっていたけれど、演出をも噺家自身が担うというのはこういうことなんだなと思った。転失気は転失気だが、喬太郎さんの転失気・・・というか、転失気が喬太郎さんの中を通るとこんなになる・・・というか、言葉にすればする…

映画  小三治

第七芸術劇場へ行く。 初めて池袋演芸場に行ったとき、あたりのようすがここと似てるなぁと思ったのだった。久しぶりに行ってみると、前の道がこちらのほうがずっと広かったりしたのだけれど、やっぱり似ていて、なんとなく池袋に小三治さんを聴きにきた気分…

柳家喬太郎独演会

トリイホールへ。 これぐらいの大きさのところで喬太郎さんを聴くというのは、もはや贅沢と言ってよいのではないかと思う。でも、来月上席の池袋演芸場に行ったら、毎日こんな感じなんだよなぁ・・・。今ほど東京に住みたいと思ったことはないです。それはと…

喬太郎のラクゴ新世界

前座・ゲストなしの3席で、ツレは初の「ずっと喬太郎さん」をたいそう喜んでいた。確かにそういう嬉しさはありますな。 ひーひー笑うというのではないけれど、気持ちよく聴かせてもらって、なんというか・・・精神的な毒出し? 喬太郎さんには本当に様々な…

国立演芸場 4月中席

もうそろそろ鯉昇さんが聴きたいなぁ・・・と思っていたら、ちょうど国立に出てはったのでゆく。馬のす の、のらりくらり加減さがもうそのもので、ほけ〜〜っと和む。あの、ついに飛べましたネタも、わかってるのに絶対笑うんだなー。鯉昇さんが肩甲骨を引き…

扇辰・喬太郎の会

辰じん 「道具屋」 喬太郎 「たいこ腹」 扇辰 「天狗裁き」 扇辰 「千早振る」 喬太郎 「青菜」喬太郎さんが青菜をやるとこんなふうになるんだなぁと思った。想像通りといえば想像通り、意外といえば意外、どっちやねんという感じだが、いや、植木屋さんが家…

きん枝のがっぷり寄席・四番勝負

三若 「妄想ノート」 喬太郎 「竹の水仙」 きん枝 「天神山」 対談 三象 「踊り・むらさき雨情」自由自在だ。 跳びはね、ブチ切れ、泰然とし、 「ワシは左甚五郎というものではあるが、甚五郎先生ではない」 なんていうフレーズを、しみじみと聞かせる。 手…

繁昌亭 4月昼席

初めて繁昌亭へ行く。天満宮さんへもおまいり。白太夫社があり、おお〜と思ったら、桜丸切腹の段切が越路大夫さんの声でがんがん聞こえてきた・・・。がんがんですよ。ビョーキだ。春やし。飲み物も食べ物も客席に持って入ってはいけないそうで、ほぇ〜〜と…

三派連合落語サミット

三派連合をなめていた。私にしては早く出かけたのだが、末広亭に着くと行列のぐるぐるまきでえらいことになっている。そして、あっという間に立見もいっぱい・・・。前の日の池袋と違い寄席全体に熱があって、自然にテンションが上がる。結局、池袋も末広亭…

池袋 3月下席昼の部

下席楽日の池袋へ行く。 この興行は、前座さん以外は古典をやってはいけないそうで、なんだかずずっと濃かった。より一層、秘密倶楽部っぽいというか。小ゑんさんがマクラで言った、アホさ加減を形容する「CPUが2ビットしかない」がツボにはまり、以降や…

柳家喬太郎独演会〜落語春夏秋冬〜

東京の落語にも愛宕山があるというのをカラダの幇間を聴くまで知らず、アレ(私にとってのアレは、米朝さんや枝雀さんの愛宕山だが)が、東京にいったらどんな感じになるのだろう、いっぺん聴いてみたい・・・と思っていた。 そしたらば。 落語・春夏秋冬の…

東西師弟笑いの喬演

昼の部 吉坊 「祝いの壷」 三喬 「欲の熊鷹」 さん喬「幾代餅」 喬太郎「午後の保健室」 松喬 「天王寺詣り」夜の部 英華 「女道楽」(と、プログラムにあった) 喬太郎「粗忽長屋」 松喬 「崇徳院」 三喬 「べかこ」 さん喬「柳田格之進」大阪人なのにさん…

落語教育委員会@名古屋

コント 歌太郎 「手紙無筆」 歌武蔵 「鹿政談」 喬太郎 「たいこ腹」 喜多八 「うどんや」噂の携帯コントを初めてみる。 喜多八さんが写真でみるより男前なのにびっくりした。 なのにステテコ〜〜??しかもちゃんと和装用?とりあえず反則やろ〜〜。 その格…

三越落語会

樋口さんの個展のついでにどこかに行けないかと探していたら、橘蓮二さん企画の会があったので、出かける。三越落語会に「〜當世良写落語家〜いまどきのうつりのよいはなしか」というサブタイトルがついている。 橘さんの写真は好きだ。温かみがある・・・と…

池袋二之席昼の部

二之席楽日。 ざっとみるつもりだった東京近代美術館の所蔵品展に思いのほか時間がかかり、演芸場に着いたときはかなりの行列になっていた。すごいな〜。並ぶのは嫌いだが、寄席ばっかりはしょうがない。ロケット団・喬太郎さん・小三治さん、だもの。並ぶよ…

末広亭二之席夜の部

暮れからやたらに小三治さんが聴きたくなり、それがあんまりしつこいので二之席へゆく。間違いなくビョーキだ。 末広亭に入るとちょうど昼の部が終わるところで、初めての場所に浮き足立ちながらもちゃんとかぶりつきに座っている自分・・・。 だって、初め…

昼席ラッパ亭 柳家喬太郎独演会

歌舞伎や文楽だけのときはそんなことはなかったけれど、落語だと色んなところに行かされるなぁ〜と思いつつ、新宿・紀伊国屋ホールへ。 初めてのところに行くと、つい、匂いをかいでしまう。 自分がやるわけでもないのに、犬のように匂いをかぐ。 いい匂いだ…

市馬・喬太郎二人会

新年初落語は、相変わらずぎゅうぎゅう詰めのトリイホール。体はしんどがるが、なんかここは好き。吉坊 「軽業」 市馬 「一目上がり」 喬太郎「本郷刀屋」 喬太郎「初天神」 市馬 「富久」吉坊さんを聴くのは久しぶり。若いのにこの噺をやろうなんてエライな…

SWAブレンドストーリー「願い」

うだうだと家の用事を片付けてから(年の瀬だ!)ワッハホールへ。 普段は、日本も狭くなったからとか強がっているが、やっぱり東京は遠い。それにひきかえ今日はなんて楽なのだろう。家から1時間もかからないところで、喬太郎さんの落語を聴けるなんて・・…

立川談春大独演会

東京の落語を聴くならば、いっぺん聴いとかなあかんやろと思っていた談春さんの独演会が、大阪であるというので出かける。「フェスティバルホールで落語を聴いておもしろいのか?(でかすぎるだろう)」「聴いたこともないのにもし合わなかったらどうするの…