2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

きれぎれに

この頃、写真が撮れない。寒いせいか? この間、花園神社のわきから新宿眼科画廊へ行く途中に素敵な路地があったのだが、夜なのに撮れるものといったらiPhoneしかなく、指をくわえて通り過ぎた。今度行っても同じようには見えないだろうなぁ。橘蓮二さんが撮…

正月二之席

二之席は小三治さんをイヤというほど聴くのだ!と決めていた。 聴き飽きて、本当にイヤになってくれたら何かと助かるのだけれどと、半分は本気で思っていたが、ならなかったよ・・・。やっぱり。師の噺を聴いているときというのは、なんというか・・・海を漂…

曽谷朝絵展

資生堂ギャラリーへ。 寄席に居つづけですっかり腑抜けになった言葉のない頭の中で辛うじて思ったのは、どんなに色を使ってもよどまないのが曽谷さんの世界なのだなーということ。その澄んだところは、表現方法が変わっても変わらない。 そして、頭の中を、…

落語初め

市馬・喬太郎二人会を聴きに、トリイホールへ。どこかでみたことがあるぞ・・・と思っていたら、肥後橋の美術館のひとだった。世間は狭い。いつも言うけれど、この空間で、このおふたりの落語を聴くというのは、やっぱり贅沢なことだ。とっても濃厚。それが…

二人禿・彦山・壺坂

羽子板をつくのは、ついているようにみせるのは、とてもむつかしい。鞠をつくよりむつかしいと思う。羽子板の位置や目の位置や、それは枝葉末節なのかもしれないけれど、廓らしさや正月らしさはそういうことの丁寧な積み重ねから出てくるものだと思うのだ。…

文楽初め

伽羅先代萩をみる。 飯炊きの場という長丁場を一身に引き受ける紋寿さんと、ひとり若君を守る政岡がだぶって、じーんとした。厳密に言えば、ふたりともひとりきりではないのだけれど、誰にも真には理解されない孤独があるような気がする。政岡を遣うというの…

明けました

お昼休みに携帯をのぞいたら(平日昼間に寄席にいける身分であるところの私は、正月は仕事なんである)、東京ドームに応援に行っている同期からメールが入っていた。なんだか楽しそう。にしても、卒業以来だろ!げんきにしてたんかい!とメールにツッコむ。…