2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

エモーショナル・ドローイング

ベタなのかもしれなくても、奈良美智さんの作品が1番いいなぁと思った。 奈良さんのブースには本当に様々なたくさんの絵が展示してあって、それぞれに違うのだが根っこのところは同じというか、もちろんそれも観るほうの思い込みに違いないのだけれど、でも…

国立京都博物館 平常展

京博の平常展示館は、建物は地味だが持ってるものが凄いので、いつも楽しみにして出かけていた。が、もうすぐ建て替えのため永のお休みにはいる。その地味めの建物とも、もうお別れだと思うと寂しくて(セコイな)名残を惜しみに行った。一番に芦雪の「百鳥…

身近に京都があることの幸せ

秋ですなー。っつーか、冬か。 喧騒の向こう側。 ゆ、ゆげが。 苔も好き。 永観堂の塀ぎわ。名は知らない。 南禅寺界隈をぶらぶらする。 疎水をみると、場所は全然違うのに弥七さんお師匠さんを思い出し、悲しくなった。 でもでも、やっぱり京都はいいっす。

鯉昇・喬太郎二人会

鯉昇さんを初めて聴いた。あの風貌で、この飄々??というか、出の歩き方といい、いかにも濃そうな感じなのに、話し始めるとなんだか淡白で、少々コケながら笑う。すごいギャップだー。 噺はなんと、3日前にコテコテのを聴いたばかりの「千早振る」であった…

蜷川実花展−地上の花、天上の色−

入ってすぐの花と名づけられた展示室は、パラダイスのようだった。あー、こんなところにきたかったんだようと身もだえする。 ひとつひとつの写真を丁寧にみていると、写真のむこうに、カメラを構え、対象にぐんぐん近づく蜷川さんの姿がみえる。ような気がし…

オン・ユア・ボディ 

恵比寿へ。 友だちからおもしろいよと聞かされていたが、本当におもしろかった。よくも悪くも同じ時代に生きるひとならではだ。匂いがちかい。ごく大雑把にいえば、わかりやすい。 中でも塩崎由美子さんの作品は、日常で切り取る光景が自分とよく似ていて(…

アジアとヨーロッパの肖像展

落語会の前に国立国際美術館へ。 なんというか、淡々とした展覧会だなーと思った。肖像画という括りで展示するのは、おもしろいものなのだろうか。でも、後半はよく足が止まった。 長いこと足を止めたもの。 立てる像・松本竣介 自画像・草間弥生 女達・浜口…

上方船場噺の会

喬太郎さんにとって、やっぱり大阪はアウェーなんだなぁと思う。 春團治さんのような、どこでも、どんな客でも変わらない落語も好きだが、 喬太郎さんの、客席の雰囲気によって微妙に変わっていくところが、今は本当に興味深いし、面白い。 どちらにもライブ…

正倉院展

正倉院展へ。我が家の年中行事と化している模様。 今年のお気に入りは 「紫檀木画双六局」 「蘇芳地金銀絵箱」 「金銀絵漆皮箱」 「夾纈羅幡」などなど。 どれも文様の具合に心惹かれた。この時代の贅を尽くしたものをみるのは楽しい。毎年のことだけれど、…