2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

邂逅

ブリヂストン美術館へ行く。 2月に観たコレクション展とわりあい作品がかぶっていて、感想なぞり。みたいな感じでダラダラとまわっていたのだが、牛島憲之さんの「タンクへの道」の前で、足が止まった。 知らない画家さんだった。 でも、観れば観るほど、味…

咲き定まる

「牡丹花は 咲き定まりて 静かなり 花の占めたる 位置のたしかさ」遊亀さんの「咲き定まる」の隣に、掲示してあった。 よい歌だと思った。 定まっているところ、静かなところ、たしかなところ。 こうありたいと思うものが、在る。「百寿を超えて−奥村土牛・…

舟越桂 夏の邸宅

友だちに、庭園美術館へ連れて行ってもらう。 「白金台って、あのシロガネーゼの??」と、思わずアホな質問を。 というか、シロガネーゼって今でも言うんだろうか。美術館は、お金をふんだんにかけましたというのが丸出し、かつ、建てたひとは必要経費のこ…

落語三連荘

全身をアンテナにして、客席の雰囲気を感知している・・・と思えば、そんなことは思慮の外、登場人物そのもの。のような一瞬があって、その両方を行ったりきたりしている様がおもしろく、ずっとみていたいよう・・・と思う。どちらにも行ったっきりにはなら…

September Show '08

刹那。せき止めを舌の上にのせて、飲み込もうとするその刹那。 刹那なんだけれど、そこには逡巡があり。 この子は、結局、それを飲み込むのだろうか。樋口佳絵さんの新作が出ていると聞き、西村画廊へ行く。 黄色が印象的な作品など、3作が展示されていた。 …

9月文楽公演 「奥州安達原」

印象に残っているのは、清志郎さんと文雀さん。 清志郎さんは、すっかり軌道にのってきたなぁという気がする。端正で肚の据わった音だ。ここまできても、どこまでいっても、大変に違いはないけれど、頑張ってほしいと心から思う。浜夕の文雀さんは、たとえば…

またも塩田千春展

肥後橋へ。 インスタレーション3作でいっぱいいっぱいになって他の作品を落ち着いてみることができず、心残りだったのでまた出かける。写真では、「トライ アンド ゴーホーム」に、心惹かれた。1番、近しい感じがするから。心当たりがあるというか・・・。…