2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夏芝居

中座でやっていた頃から、この夏の芝居が好きだった。 やたら暑いのだけれど、それを補ってあまりある独特の楽しさがあった。ひょっとすると、暑さゆえの楽しさだったかもしれない。 道頓堀通りを歩いていると暑さのあまりものごとの輪郭がぼやけてきて、な…

大阪には春団治さんが

この日トリの春団治さんをめがけて繁昌亭へ行く。夏らしく「お菊の皿」でした。春団治さんの高座を聴いていると、丁寧に丁寧にしわを伸ばす・・・という行為をイメージしてしまう。なぜにそんな所帯じみた行為を!と思うけれど、それぐらい神経が行き届いて…

束芋展および横尾忠則ポスター展

ちょっとだけ開館より早くついたので、むかいの科学館の陰で涼む。まっすぐな線なのに曲がって見える絵とか、右から左へ歩くと動いて見える絵がディスプレイされていてついチョロチョロしてしまい、おもしろいがちっとも涼めなかった・・・。 それはさておき…

束芋「断面の世代」

アーティストトークの合間に会場を回る。 巡回するのを知らずに横浜へ行って、後で勇み足だったかな・・・と思ったのだが、両方観る面白さというのがやっぱりあって、意外なくらい楽しめた。横浜のエントランスで豪快に展開されていた団地層は天井を見上げる…

6月のアート

このラインアップに脈絡があるのかないのかすら、もはやわからん・・・。 安藤瑠美「dream islands」 写っているものは、夢の島。ひとつひとつの作品が繊細で美しかった。 が、それを美しいと思うことはなんとなく後ろめたかった。なぜだろう。どこかに何か…

末廣亭 6月下席

今のところ、寄席との蜜月はまだ続いている。いる間中、色物さんも含めて一つ一つの高座全部を楽しんでいる。多くの笑いは、その場限りで消えてなくなってしまうものだけど(それが悪いとも思わないけど)、そうではないものもある。ほかでは聴けない類のな…