オン・ユア・ボディ 

恵比寿へ。
友だちからおもしろいよと聞かされていたが、本当におもしろかった。よくも悪くも同じ時代に生きるひとならではだ。匂いがちかい。ごく大雑把にいえば、わかりやすい。
中でも塩崎由美子さんの作品は、日常で切り取る光景が自分とよく似ていて(前をゆく人の足元とか、中庭越しにみえる向こうの窓とか)、なんかじっーとみてしまった。テーマとされる老いについては、全然思考が及ばなかったけれど。好きというのとも違う。
写真は、直接的だけれど決してありのままではなく、それでいてどこを捉えるのかというのは、剥き出しになるのでおもしろい。個人的な深みにはまったときは、絵などの手段よりもずっと、他人を寄せつけないような気がする。