鯉昇・喬太郎二人会

鯉昇さんを初めて聴いた。あの風貌で、この飄々??というか、出の歩き方といい、いかにも濃そうな感じなのに、話し始めるとなんだか淡白で、少々コケながら笑う。すごいギャップだー。
噺はなんと、3日前にコテコテのを聴いたばかりの「千早振る」であった。何しろほやほやなので比べるつもりはなくても比べてしまい、福笑さんのあとだとやっぱり普通に聞こえるなーとか、それはどちらがいい悪いではなくそのひとの好みなんだろう、言うまでもなく。
二席目は「宿屋の富」で、パントマイム(?)に腹をよじらせた。あれは鯉昇さんの得意技なんだろうか?

喬太郎さんは安定しているというか、すわるところがすわっているというか、それはまくらからずっとそうで、なんかよいなーと思った。まぁ、破綻しているときも好きなのだが。噺は「禁酒番屋」。
二席目は少々まきが入った「松竹梅」、こちらも聴きたてほやほやだったので、聴きに行きすぎなんじゃい!という神のお告げかと思ったが、まき方がうまいなー、プロなんだから当たり前かも知れんけども、とか違うことを考えて気にしないようにする。
浪花節が好きです。