SWAブレンドストーリー「願い」

うだうだと家の用事を片付けてから(年の瀬だ!)ワッハホールへ。
普段は、日本も狭くなったからとか強がっているが、やっぱり東京は遠い。それにひきかえ今日はなんて楽なのだろう。家から1時間もかからないところで、喬太郎さんの落語を聴けるなんて・・・と、妙なところで感慨無量。もっと大阪に来てくれたらな〜と思うが、喬太郎さんは場所によって微妙に感じが違うので、結局はまた東京にも行ってしまい、なんのこっちゃになるのだろうな。
それはよくて。
初SWA。
創作話芸アソシエーションって、シャレでつけた名前かと思っていたが、本当に話芸だったんだなぁと思った。まさに話芸というか。

出だしから、彦いちさんのムアンチャイがツボにはまり、もう歯を食いしばっているだけでおかしかったり、談春さんとともにいっぺん聴かなと思っていた白鳥さんが聴けて嬉しかったり、昇太さんはこんな風なのかーと思ったり。いろいろおもしろかった。
白鳥さんは、コテっとしてるというか泥臭いというか、大阪弁を駆使するおばちゃんが登場したのとは関係なく、なんかよそのひとって感じがしない。1番大阪に馴染みやすそう。喬太郎さんの話は、トリらしくちゃんとそれまでのまとめになっていて、この収斂という作業は大変だったろうなぁと思った。スケールは違うが、ちょっと地獄八景風でもあり。「結石移動症」の時もだったけれど、堀田先生が針をうつときの所作は、なかなか素敵だと思う。

きっと初演の東京からするとだいぶ練り上げられているのだろう、でもその分、出来立てほやほやの熱、こういうのが出来ました!みたいな勢いもなくなってしまったんじゃないのかなと思った。普通は、熱さ・勢いよりも洗練を求めるのだろうけれど、なんとなくSWAの舞台はそういうもの・・・と夢想していたのだ。夢想というより妄想か。
妄想は、だんだんに矯正します。おわり。
以上。