繁昌亭 4月昼席

初めて繁昌亭へ行く。天満宮さんへもおまいり。白太夫社があり、おお〜と思ったら、桜丸切腹の段切が越路大夫さんの声でがんがん聞こえてきた・・・。がんがんですよ。ビョーキだ。春やし。

飲み物も食べ物も客席に持って入ってはいけないそうで、ほぇ〜〜と思った。よいも悪いもない、単なるカルチャーショック。あと、着物で行くと帰りに大入り袋(めちゃめちゃデカイ)をくれるというのも知らず、これは結構嬉しかった。大入り袋ってなんか好きなのだ。家に帰って思わず神棚にあげる。

正味の話、初めて聴くひとばかりで自分の中でメリハリがつかないというか、聴きながら、なんとなく落ち着かなかった。むずむずがマックスに達したころ、そでで誰かが吠えてるな〜と思ったら、鶴志さん登場。「春団治師匠に習った」という野崎詣り。ところどころで春団治さんを髣髴とさせながら、またあるところどころは破壊力のある話しっぷりで、飽きなかった。締めたり緩めたり。
喬太郎さんは、初・繁昌亭だったそうだ。若旦那の目ぇピクピク度(?)がいつもより少な目というか、比較的あっさりとした擬宝珠だったような気がする。
生喬さんがマッチョな野ざらしで、これまた好きだった。あとの踊りは???だったけども・・・それとも、寄席の踊りはああいうものなのかしらん。
トリは梅団治さん。初めてみるはずなのだが、初めてのような気がしない。佐々木裁き。四郎吉が愛すべきガキンチョで楽しかった。