VOCA展

入ってすぐに、プロとアマチュアの違いについて考えずにいられなくなった。
そして、今、このシチュエーションで思いつくことといえば、表現しようとしているものを人にみせられるほどに昇華できているかいないか・・・だなぁと思った。そういう意味で、アマチュアっぽい作品が混じっているような気がし、それにまとわりつく甘さに、おなかがいっぱいになる。春らしいといえば春らしい感触だが、なんだかピリッとしない。
そんな中で、好きだなぁと思ったのが

 伴戸玲伊子  「Holy Water」
 橋本トモコ   「クローズド・ミーティング」
 淺井裕介   「植物」
 鈴木ヒラク  「bacteria sign #32, #33, #34, #35」 など。

ひとつあげると言われたら(言われないが)、「Holy Water」を。と言うだろう。理由は単純明快、それが、川、禊をする川だと、言われなくともわかったからだ。でもそれは、親しみとか近しさとは違うものだ。うまく言えないけれど。

たまたまその時間帯がそうだったのかもしれないが、出光美術館のような客層でびっくりした。正味の話、それがいっとう最初の、率直な感想・・・。