束芋 「ててて」

ギョニラマをずっとみていた。境界線は曖昧になり運動は延々と繰り返される。どうしてこういうのが好きなのだろう。観ているうちに余計なものがこそぎ落とされていくような感じがするからだろうか。早回しとか逆回しがあるのは、観る方に気を遣っているのかなぁ・・・と思ったりした。
脳が中央に描かれた作品は、その素材も展示方法も洗練されていてまた違った印象をうける。これも好きな感じ。じっと観ていると人間って崇高なものなのだなと思えてくる。正しくは人間そのものというより人体の仕組みは、なのだけど。
「豪華本・悪人」のスペースは生々しい市場と化していてなんだか腰が引けた。わかってはいるのだけれど、あまりにも生々しいとドキッとする。どんなひとがどんな気持ちで買うのだろうなぁ・・・と思った。いい悪いではなく素朴な疑問ス。