平日昼間の繁昌亭にて

そうそう、先週は春団治さんを聴きに繁昌亭へ行ったのだった。

とらとやなぁ、オッタン・・・

いかけ屋〜〜!!
大雑把に言えば、延々と悪ガキとおっさんのやりとり・・・なのだが、ほのかにおかしい。ほのかに、ずーっとおかしい。
その「ほのか」の中には、もちろん、大阪弁の細かなニュアンスも含まれている。春団治さんならではの柔らかさも。

この日は、私の場合、こと落語に関しては相性というのがあるなぁと思いながら椅子に座っていた。すごく人気があったり、うまいと評判だったりする噺家さんでも楽しめないことがあれば、その逆もある。どちらかといえば、人気があるのに楽しめないことが多くて、それは好みといってしまうには、少し感じが違うのだ。
相性に理屈の入る余地はなく、そしてほぼ未来永劫くつがえることはないから、相性のあう噺家さんに出会えたというのは、幸運といってもいいようなことなのだなぁ・・・と思った。大げさでなく。