隈研吾展 Studies in Organic/大巻伸嗣  絶・景 真空のゆらぎ

まずは、ギャラリー間へ。
建築を眺めるのはとても好きだ。本当に何も知らないのだけれど、思想と実用のせめぎあいの結果(ごく大雑把に言えば)のような感じがしてあきないし、とくにこういう展示は、そのせめぎあいの過程を、一端の“い”程度でも垣間見るようでおもしろい。でも、本当に何も知らないのだ!そのくせによくこれだけ楽しめるなというくらい。だから、単に、楽しんだということしか書けない・・・。
同じ題名の本が出ていて、「アートディレクション中島英樹」でつい、買ってしまう。こんな風に作られた本を身近に置くのは、とても素敵なことだ。贅沢な気分になる。隈研吾さんについての復習がてら、眺める毎日。

その後、渋谷のギャラリーへ行く。
まさに絶景だった。
こういうことに、こんな風に取り組んでいるひとがいるというのに、ちょっとびっくりする。アートらしい程度に声高でなく、でもごく真剣であるということ。作品にこめられたメッセージよりも、その姿勢のほうに刺激を受けた。ついでにいうと、なんだか小学生に戻ったような気分になった(?)。