婆々娘々!

会期も終わりに近づいてきたので、見納めに行く。
Windswept Womenの展示室に入ると、やっぱり、ここに立ってこそだなぁと思う。この屹立するポートレイトに囲まれ、向かい合い、見上げてこそだと。ポスターで見てもちっとも感応しないが、あの空間丸ごとを味わうときの心持ちは、ちょっと言葉にできないものだ。
展示室で聞こえてくるいろんなひとのいろんな感想に、万人に受け入れられる作品ではないのだなぁと思うけれど、ただそう思うだけで、自分の中の何もそのことに左右されない。

ついでにルーブル展ものぞいてみた。すごい人出のわりにあまりそそられるものがなくて、「アモール」という彫刻の素材になっていたペンテリコン大理石がいちばん興味深かった。そしてレリーフに今年2度めのエジプト萌え。