neoteny japan

ネオテニーに興味はないが、メンバーがおもしろそうだったので上野の森へ行く。こんな機会でもないとみることもないような作品がいっぱいで、なんだか物珍しかった。

山口晃さんの「今様遊楽圖」と「今様遊楽圖下絵」が上下で展示されていて、その「今様遊楽圖下絵」に、はまる。下絵風の絵に(実際はこちらのほうが後に描かれたらしい)、解説というかコメントが付けられているのだが、「貧乏人はいつも善か!?」みたいに、普段世の中に対してなんとなく感じている胡散臭さが様々に言葉で表現されていて、とてもおもしろかった。皮肉も言葉になるとさらに明確になり、元絵とは別の魅力がある。

みっしり・増殖系の絵は、おもしろい!と思うものと、苦手だ・・・と思うものにわかれる。その分岐はどこにあるのか自分でもわからないのだが、できやよいさんだと、「みみちん」は好きだー!と思ったが「Untitled」は苦手だった。うーん、やっぱりわからん。

池田学さんの「興亡史」は、ひと言でいうと、たまげた。魂消たです。なんかちょと銀河鉄道999を思い出した。こういうひとの頭の中はどうなってるんだろう・・・と思う。ほんとうは半日ぐらい、むきあってたいくらいだ。それは“心地よいこと”とは違うが、どこまでもゆけそうな気がする。

あとは小沢剛さんの「ベジタブル・ウェポン」、奈良美智さんの「Untitled」「Candy Blue Night」がいいなぁと思った。「ベジタブル・ウェポン」シリーズは、笑っちゃいかんのかもしれんが、いつも笑ってしまうな。