祈念

その祭は、「三卯大祭および震災復興祈念祭」に名前が変わっていた。
祝詞の中にも震災復興の文言が織り込まれる。
(三輪の神さまは、家つくりの神さまでもあるらしい)
遠く、奈良から祈る。地続きなのだ。どこまでも。
あの日に日本を覆った悲しみは、相当な数であり、大きさであり、深さではあるけれど、
それと同じ分だけの祈りが、きっと生まれているだろう。
悲しみは消えない。でも、光も、ある。
祈りつつ、行動を。日々、自分のできることを。