市馬・喬太郎二人会

二之席にとうとう行けず(末広亭の招待券が泣いている!三鷹志らくさんのチケットも無駄にした!)、今年の初落語はこの会に。おふたりの四席とも派手な噺ではないのだけどほどよくまとまっていて、ほわほわとしていいなぁと思った。小腹を満たすような感じ。そして、市馬さんの噺を聴いていると東京の寄席の匂いがしてきて、やたらに恋しくなる。いつの間にそんな匂いを醸しだせる噺家さんになったのだろう。気づかなかっただけか?
「首提灯」を聴くのは初めてで、いっとう最初が市馬さんでよかったよと思った。こんな素っ頓狂な噺は、それなりのひとでないとその面白さがわからないような気がする。とても好きな種類の噺だった。

雀五郎 「みかん屋」
市馬  「高砂や」
喬太郎 「綿医者」
喬太郎 「紙入れ」
市馬  「首提灯」