ヤン・イェンカン  チベット仏教

Zen Foto Galleryへ行った。渋谷のギャラリーへ行くのは2度目だが、すんなりと着けたためしがない。渋谷は苦手だと思っているからか?

行ったことはないけれど、チベットの風景が好きだ。行ってみたいと思う。昔、はりさんに「次はどこに行くの?」と聞かれて、「行くとしたらチベットかなぁ・・・」と答えたのがなんとなく残っていて、今のところはその通りにするつもりなのだった。はりさんはとっくにそんなことは忘れていただろうし、もはやしばりのようでもあるが、残された者というのはそんな風にしばられていたいものではないだろうか。

こじんまりしたスペースの中に、白黒の写真が数点展示されている。こういうドキュメンタリーのような写真は、観るのがむつかしいなぁと思った。自分の中のチベット仏教に対するイメージに振り回されるというか、いかにもそれらしいとちょっと苦手な感じがしてくるのだ。生活を記録しているのだから嘘も何もないのに。
板切れを背負った女のひとが数人、山へ向かう道を歩いている写真が好きで、長いことみていた。道は長くても(たとえ辿り着かないとしても)、向かう先のあるのは幸せなことのような気がする。