ドローイングが届いた!

生まれて初めて絵を買った。
超微力ながら樋口さんへの応援の気持ちを込めて。

絵に関しては所有欲ってのはないのだけど
それでも
これからの人生、彼女たちがそばにいてくれるのだと思うと
とても嬉しいし、わくわくする。

これから、よろしくお願いします。

市馬・喬太郎二人会

鯛蔵 「代脈」
市馬 「普段の袴」
喬太郎「任侠流山動物園」
喬太郎寿限無
市馬 「うどんや」

変わることを恐れたり、
さみしく思ったりしなくていいのだなーと思った。
みなうつろいゆくもの。

末広亭の二之席で聴いたばかりのおふたり。
いつも書くけど、この会の雰囲気が好きだ。
やっぱり会主さんのお人柄だと思う。

「うどんや」は、小三治師、喬太郎さんと
二大巨頭(オレ基準)でしか聴いたことのないという超レアな噺。
うすぼんやりと哀しくなってくるのは同じなんだけど
でもひとの営みってそんなに悪いものでもない・・・という
匂いのするのが小三治師のだなーと思ったことでした。

樋口佳絵展 I'm here.

ROPPONGI HILLS A/D GALLERYへ。
昨年の「針がとぶ」には行けなかったので、久しぶりの樋口さんの個展。
作品の量も、ひとつひとつの作品がもつ力も、なんだか想像上で、
はじめのうち、会場をぐるぐる回ってしまった。体を慣らすために。



真っ先に惹かれた、「日々」というタイトルの作品。
撮影可とのことだったので撮らせてもらいました。
被災の有無にかかわらず、誰もが「震災以後」の世界を生きている。
そのことの重さというか切実さというかいろんなことを、
もう少し意識していこうぜ、オレよ!と
なぜか男言葉で思いました。
作品のパンチにやられたか。
繊細だけど、力強いのだ。



たくさんのひとに見てもらえるといいな。
http://www.roppongihills.com/art/events/2012/01/adg_higuchikae.html

道行 初音旅

思い立って文楽劇場へ。久しぶり。ものすごく久しぶり。
にもかかわらず花屋のお姉さんが覚えていてくれて、
朝からテンションがあがる。
客商売って本当にそういうことも大事だなーと思った。勉強になりました。

長いこと劇場通いをサボっていたせいか
(前に何を聴いたのかすら思い出せない)、
床の両端は知らないひとだった。
そして前に聴いたときも思ったけど(これは覚えてる)、
三味線の二枚目に清志郎さんが座っていると安心する。
あそこに座るひとってタテとツレの通訳のような気がするので
しっかりしたひとが座っているとそわそわせずにすむのだ。
んで、ひとりで弾いてはるのを聴きにいこうとそのときは思うのだが、
いつも忘れてしまうのだった(このことも思い出した)。
でも忠信のときは景事とはいえもう少し腹に響く音の方が好みだなぁ。

久しぶりに聴く清治さんは枯れたというかなんと言うか、
なんとなく感じが違っていた。
でもこのほうが先を想像する楽しみがあっていいなーと思った。
これからどうなっていくんだろう??と想像する楽しみ。
以前はもう行くところまで行っていて、
そういう種類の楽しみはなかったから。

例によって人形は全然見ていない・・・。
一発勝負なので人形までみる余裕がないし、
ざっくり言うと詞も聴いてない。
次回機会があれば!